2016年08月14日

What's old teak?

皆様こんにちは。
無垢材家具のBRUNCHです。

8月ももう中旬。夏真っ盛りですね。
皆様も熱中症にはくれぐれもご注意下さい。

さてこれまでこちらのブログでは、
様々な樹の種類についてご紹介させて頂きましたが、
BRUNCHでも長い間扱っている木材で、
まだご紹介出来ていない木があるじゃないかということに気付きまして、
本日はそちらについてご紹介したいと思います!

それがこちら。


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そう、チーク古材です!

皆さん、特にこちらのブログをよくご覧頂いている方は、
チークという木をご存じの方も多いかとは思いますが、
まず簡単にチーク材についてご説明させて頂きます。


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チーク材とは。


チークはマホガニー、ウォルナットと並ぶ世界3大銘木の1つに数えられ、
その美しい木目や色味、そして耐久性の高さから、 高級列車として知られるオリエント急行や、
20世紀を代表する豪華客船クイーンエリザベス2号の内装などに使われており、
今も昔も変わらず世界中で高い人気のある木材です。


 チーク材が採れるのはインドネシアやタイ、ミャンマーなど、
アジアの熱帯モンスーン気候地帯に分布しています。


東洋では古くからチーク材の特性が知られており、木造帆船や建築材として使用され、
古いものでは2000年以上前から有用木材として使用されていた記録が残っているそうです。

古い寺院などの貴重な建造物をみると、未だに当時のチーク材を見ることが出来ます。


チーク材は非常に強く丈夫な上、海水でも腐りにい耐海水性が高く、船食虫だけではなくシロアリに対しての抵抗も高いなど、
造船木材としてとても有用な木材であるため、19世紀頃世界的にチークという名が知れ渡りました。


近世ではその強度に加え、木目、色味などの美しさから家具や建材、そして彫刻など様々な用途に使用されるようになりました。


しかしその人気の高さからチーク材の伐採がすすみ、
現在ではほとんどの地域で伐採が禁止されているほど希少な木材となっています。



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BRUNCH+WORKSではチーク古材という木材からつくられたダイニングテーブルをメインに扱っています。

ではチーク古材とは何かというと、
古い建造物や船、客車、ひいては鉄道の枕木などに使われていたチーク材を、
それらが解体されたときに取れた材料がチーク古材です。


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何年もの年月をかけて自然乾燥させたチーク古材は、
ちょっとやそっとの事ではビクともしない強度と安定性をほこり、
長年の歴史が刻まれたその表情は、新しいものには決して生まれない美しさや優しさ、そして重厚感があります。


チーク古材には受注生産で新しく作られる家具にはない、
木目とはまた別の表情があります。


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釘あと


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埋めあと

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色ムラ


これらの古材特有のキャラクターは、
その材が長い歴史を歩んできた証です。

古くていいもの。

ヴィンテージやアンティークといわれるものに驚くような価格がついていることがありますが、
古いものにはそれだけで価値があります。

新品の家具にはない古材特有の表情・雰囲気は、
お部屋に取り入れるとまた一味違ったアクセントになります。


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BRUNCH+WORKSではこのチーク古材を使用したダイニングテーブルや、
ベンチを取り扱っております。

ぜひお部屋のダイニングにチーク古材をとりいれてみてはいかがでしょうか。

ご興味をお持ちのかたはぜひ店頭にて一度ご覧ください。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

それでは本日のブログはこのあたりで。

また次回をお楽しみに。
posted by BRUNCHスタッフ at 16:43| Comment(0) | 日記

2016年08月04日

トチノキ

皆様こんにちは。
無垢材にこだわったインテリアショップ、BRUNCH(ブランチ)です。
8月に入り、本格的な夏がやってきますね!
夏といえば、海、花火、バーベキューと楽しいことが盛りだくさん。
そんな中、BRUNCHでも毎年恒例のあのフェアを開催いたします。

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そうです、「夏の一枚板フェア」です!
今年は8/6(土)から開催いたします。
今回は特に「栃(トチ)」の一枚板を多数ご用意しております。

ということで、一枚板フェアをよりお楽しみいただけるように
今回の木と学ぶは栃について学んでみようと思います。

■トチノキとは?
・トチノキ科トチノキ属の広葉樹
・東日本、特に東北地方に多く分布
・栗によく似た栃の実は、栃餅など食用として使用される

このトチノキを一枚板にすると・・・

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非常に華やかなテーブルになります。

栃は不規則に成長する場合が多く、
個性的なシルエットになったり、美しい杢目があらわれます。


杢目とは不規則に力が働いたりした場合にあらわれる模様のようなもので、
栃はさざ波がたったような「リップルマーク」が有名です。


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もちろんすべての材に入っているわけではないため、
この杢があることは、材としての価値を高める要素になります。

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もちろん普通の形をした栃もございますので、
さまざまな栃をお楽しみください。

■白栃

栃は一枚板の中でも特にさまざまな表情を見せてくれる木です。
その大きな要因は木目の色にあります。

同じ栃でも金色のように輝くもの、赤身のあるもの、白く上品なものまで
さまざまです。

特に白栃はなかなか採れることがなく、とても希少な一枚です。
杢とあわせて、さまざまな表情を見せてくれる栃をお楽しみください。

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■近年の栃の人気

国産材が少なくなった現在、栃の人気・価値は年々上がり続けています。
シルクとも言われる滑らかな木肌、光沢など栃ならではの魅力は
人気の鉄脚との相性が良く、モダンな雰囲気のダイニングテーブルに仕上がります。
国産の白木の中では、あまり和を感じさせない木目・雰囲気であり、
これからもその人気は続くと思いますが、問題は数が少ないことです。
入荷の数も年々減ってきているので、「これは!」と思う栃に出会うことがあれば
その出会いを大切にして頂きたいと思います。

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■海外にもトチノキはあるの?

日本のトチノキの近樹種としてセイヨウトチノキがあります。
英名は「hourse-chestnut(ホース チェストナット)」
仏名は「marronnier(マロニエ)」と呼ばれています。
どちらも「馬栗」を意味する名前ですが、
これは昔「馬が栃の実を食べていたり、馬の咳を直す薬として使われていた」
という説が由来とされています。


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フランス・パリのシャンゼリゼ通り
マロニエの並木道が続いています

ちなみに国内に目を向けると、銀座に「銀座マロニエ通り」がありますが、
こちらには近樹種のベニバナトチノキが多く植えられているそうです。

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ベニバナトチノキの花

■栃と夏
明るく華やかな印象の栃、白く上品な白栃は夏にみても涼しげですね。
実は今回の一枚板フェアのメイン写真にも「白栃」を採用しています。

そんな栃ですが「橡(栃)の花」は夏の季語になっており、
たくさんの俳句が読まれています。

ということで、一句紹介したいと思います。

「橡の花早や夕星の輝けり」 伊藤 敬女

橡の木は2、30メートルという高さになる木で、
その先に花が咲きます。
その橡の花を見上げたとき、夕星が輝き始めた光景を詠っているそうで、
明るく朗らかな光景を美しく描いているそうです。

俳句に関して詳しいことはわかりませんが、
どこか素敵な気持ちになる一句ですね。

俳句の中でも栃は美しさのある木なんですね。


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さて、今回は栃についていろいろな角度から学んでみましたが、
いかがだったでしょうか。
少しでも栃の魅力が伝わればうれしい限りです。

そんな魅力たっぷりの栃をたくさん展示している今回の一枚板フェアは、
実際に栃の魅力に触れていただくいい機会になると思います。
思いがけない素敵な出会いが待っているかもしれませんので、
ぜひご来店いただければと思います。

それではまた次回。
posted by BRUNCHスタッフ at 15:32| Comment(0) | 日記

2016年07月30日

木取りの話

こんにちは。
無垢材家具を中心に扱うインテリアショップ、BRUNCHです。

ついに関東でも梅雨が明け、これから夏本番まっしぐらといった所ですね。
今日は早速、まさに真夏といった感じの天気と気温になりました。
個人的には暑い季節は苦手なのですが、夏あってこその秋や冬だと思うので、
この季節もそれなりに大事に過ごしたいと、最近思います。

さて、今回の「木と学ぶ」ブログは、こちらのテーマについて勉強してみました。

・「木取り」

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木取りとは、一本の原木を製材する時にどのようにノコギリを入れて、どんな製品をとるかを考え、
実際に材に切り分けていくことです。木製家具に関しても、初歩的な知識の一つです。

最近BRUNCHは新入社員が数名入り、木材についてや、販売についての初歩的な知識を
教えることが多く、その中で、自分自身にも新たな発見があることに気付きました。
やはりこの世界は大変に奥が深く、日々勉強で、勉強してもしつくすことは無いのを実感しています。

そこで今回、この木取りを改めて勉強してみました。

さて、話をもとに戻します。
木取りをする時の指針の一つに、「歩留まりを良くする」というものがあります。
歩留まりが良いということは、1本の原木から如何に無駄無く製品を取れるかということです。
これは、1本の原木からなるべく無駄な部分、製品にならない部分をださないようにするという
観点から見られることが多いですが、もう一つ大事な点があります。
それは、品質という意味での歩留まりを良くするという事で、
1本の原木の性能を最大限引き出すような木取りをすることです。

木は1本1本個性があり、ひとつとして全く同じ物は存在しませんが、
実は1本の木の中でも切る場所や向きによって、切り出された板も個性を持ちます。

これが、無垢材の大変面白い所であり、それぞれどんな製品にするかによって、
向き不向きが存在する、重要な所でもあります。


木取りにはいくつか方法があり、着目するポイントも何点かあるので、
今回はそのなかの一部、私が面白いと思ったものをご紹介致します。

1.芯去りと芯持ち
芯とは木の中心のことで、年輪の中心が芯です。
この芯を入れて製材するか、芯を外して製材するかで、全く違った製品となります。

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上の写真が芯持ちの材です。
このような芯持ちの材の方が、強度が強いです。
また、木の形状的に比較的大きな材が採りやすくなります。
芯は人間の身体で言う骨のようなもので、骨が残っている分強く、
柱などの構造材としてよく使われます。


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対して、上の写真が芯去りの材です。
芯の無い材は暴れにくく割れにくい特徴があります。
また、ここから更に切り出す事で美しい柾目の材が採れるので、
家具等の造作材に良く使われます。

しかし、芯を外すという事は、木の形状的に大きな材が採れにくいということを意味し、
そのため、芯去り材は高級材として扱われます。


2.木の芯について

木の芯は、どうして曲がったり割れたりしやすいのでしょうか。

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上の写真は、木の芯が真ん中当たりに出ている板材です。
よく見ると、真ん中の芯から外に向かって、何本か枝の跡が伸びているのがお分かり頂けると思います。
芯の部分にはこのような枝の跡が多く残ります。
そして、枝の部分と木の本体の部分とでは、乾燥の進み具合にどうしても差が出てしまいます。
このため、曲がり、反り、割れ等の経年変化が起こりやすいというわけです。

よって、テーブルの天板等の板材は、基本的に出来るだけ芯を外して製材します。
しかし、芯持ち材の中でも、時々暴れが起きにくいものがあります。
芯ある部分は前述の通り、耐久性が高く、大きな材を採りやすいので、
暴れが起きにくいのであれば、出来れば製材して使いたい所です。
その辺りを見極め、判断するのが、職人の長年の経験と勘なのです。


・赤身と白太

他にも、木の切り出す部分の違いに関しては、「赤身」と「白太」があります。

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上から、「赤身材(赤身だけの材)」「源平材(赤身と白太の混ざった材)」「白材(白太だけの材)」です。
赤身は木の中心の方の材で、強度の高い部分です。白太は木の外側の、まだ成長を続けていた部分で、
水の通り道だった部分です。
同じ木でも、切り出す部分でここまで見た目の印象が変わってきます。

芯去り、芯持ち材含め、同じ原木から採ってもこのような違いが出ることは、
木材の奥深さを非常に強く感じさせてくれます。

そして、このような特徴を踏まえて適材適所で材を使う、品質の観点からの歩留まりの考え方が、
材を無駄無く使うことと合わせて、とても大事で、且つ木の面白さを感じさせてくれるポイントとなっています。


皆さんも、是非このような木材の奥深さ、面白さに触れ、是非もっと木を好きなってもらえたら嬉しいです。

それでは、今回はこんなところで。


posted by BRUNCHスタッフ at 15:51| Comment(0) | 日記