2016年12月02日

ギター・ベースによく使われる木

こんにちは。

めっきり冬の色が濃くなってきた今日この頃、
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
もう上着無しでは外出が厳しくなって参りましたが、
皆様風邪等ひかれないよう、お気をつけ下さい。


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さて、今回の「木と学ぶ」ブログですが、
ギターとベースによく使われる木材という
テーマでお送りしたいと思います。

実は私、学生の頃に友人から安価で売ってもらったベースを
所有していた頃があります。
初めて所有したベースが嬉しくて、日夜嬉々として弾き鳴らしていたものです。

しかし、その時はそのベースがどんな木材で作られているかどころか、
どんな素材で作られているかさえ、特に気にしてはいませんでした。

ですが、大人になってこの仕事に携わるようになり、
ふとあの頃を思い出して、そういえばあのベースは、
どんな木材だったかと思いました。

残念ながら、あのベースがどんな木材で作られていたかは、今となっては分かりませんが、
その流れで、今回の木と学ぶブログはこちらのテーマでお送りさせて頂きます。

それでは早速いってみましょう!

・ホワイトアッシュ
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主に辺材がこのように白っぽい色をしているので、
ホワイトアッシュと呼ばれます。

木目がしっかり出るので、それがギターやベースの見た目にも
大きな影響を与えます。

重量は比較的重く、非常に硬い材であるため、低域、
高域がしっかり出る特長を持ちます。
そのため、ベースや多弦ギターなど、低音を重視しながらも
明瞭なサウンドを目指した楽器に使用されます。
ボディ材として使用されます。


・アルダー
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ギター、ベース、特にエレキギターやベースで頻繁に使用される材です。
強度が比較的柔らかく、加工しやすいのが特長です。
乾燥までの時間が短く、早く材が安定するので、
ギター、ベースの材に適しています。

サウンド的には、アッシュとは違い、高域成分が少々抑えられて、
中〜低域にピークのある安定したサウンドになりやすいので、
非常に多くの楽器で使用される材です。
ボディ材に使用されます。


・ウォールナット
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出ました。ご存知ウォールナットです。
世界的に銘木とされる木で、乾燥後の狂いも少なく、
割れにくく硬質なため、楽器にも重宝されます。
また、立ち上がりの早い音の傾向があります。

ギター、ベースのネックをメープルと組み合わせて使用される事が
よくあり、ベースでは強度補強の為に使われたり、ボディ材に使われたりと、
幅広く使われています。また、アコースティックギターのバックやサイドの
材としても使用される等、非常に使用用途の広い材と言えます。


・タモ
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硬く、弾力性に富んでいるタモは、特に「アオダモ」という
種類が野球のバットやスキー板などでよく使用されます。

アッシュと近似種であり、サウンド傾向もアッシュに似ていますが、
アッシュより少々粘りを感じる材です。
楽器界ではあまり一般的ではないようですが、ボディやバック材
として使用されます。


・チェリー
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アメリカ東部〜中部が産地として有名で、乾燥しきれば安定性は抜群の木です。
美しい木肌と木目に、経年変化後の目を奪われる様な赤い色が特長です。

アコースティックギターのサイドやバック材、ベースのボディ材で
多く見かけられます。比較的硬質でありながら、柔らかなサウンドも
併せ持ちます。



と、駆け足でご紹介させて頂きましたが、今回はこんなところにさせて頂きます。
今回は、BRUNCHの家具でもよく使用されている、馴染み深い木材を中心にご紹介
させて頂きましたが、他にももっとたくさんの種類の木材が、ギターやベースに
はよく使われています。

もし興味がある方は、より深く調べてみるのも、新しい発見に繋がるかもしれませんね。
家具屋さんで初めて聞く様な木の名前でも、調べてみると、自分の身近な別の何かに
実はよく使われていたりするかもしれません。
そんな発見もまた、楽しいものですよね。

それでは、また次回。
posted by BRUNCHスタッフ at 17:17| Comment(0) | 日記

2016年11月25日

樹海の木々

皆さま、こんにちは。
無垢材家具のBRUNCHです。

ひどく冷えますね。
昨日は雪が降りましたが、11月の初雪は54年ぶりらしいです。
急に冬が本気出してきたという感じで着るものに困っております。

こんな寒い日は家に籠って録り貯めていたテレビ番組をダラダラ観るのが好きなんですが、
先日、青木ヶ原樹海についての特集をやってました。



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所謂、富士の樹海というやつです。
樹海と聞くとほとんどの方はネガティブなイメージをされると思います。
『一歩足を踏み入れたら迷って出られなくなる』
『コンパスの針がグルグル回り使えなくなる』
『昼でも木がうっそうとしていて暗く、怖い』
などなど。


しかし、実際はコンパスも普通に使えますし遊歩道まであるんです。
コンパスの針がグルグル回るというのは、磁気を帯びた石の上に置くと起こる現象で、
これがもとで噂になったようですが、これは樹海に限らず他の森でも起こります。

ただ、すそ野に広がるほぼ平坦な大地・光を遮り生い茂る木々・デコボコしすべて似たように見える溶岩質の地面、
このような要素から確かに迷いやすい森ではあるようです。

あとは様々な小説や映画などで樹海を舞台によからぬことが起こり、『怖い場所』のイメージが根付いてしまったようですね。

でもこの富士の樹海、木材を扱っている身としては非常に興味深い場所であることがわかりました。
今日はその辺を少しご紹介したいと思います。



<樹海の樹木>

青木ヶ原樹海内には約100種類の植物が生息しています。
そのかなでも樹海を形作っている木々はツガやヒノキを中心に、ヒメコマツやアカマツの針葉樹とミズナラなどの広葉樹です。


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上の写真は富士の樹海ではありませんが、左が広葉樹林・右が針葉樹林とはっきり違いの分かる一枚です。
この木と学ぶでも過去に何度か取り上げられていますが、針葉樹と広葉樹では同じ『木』でもこれほど違いがあるんです。



<異なる木々をもつ理由>

ではなぜ異なる性質の樹木が混合しているのでしょう。
この理由を解くカギは、日本一の山でありながら今なお活火山である富士山が握っています。


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Photo By paul bica


貞観6年(864年)、今から約1200年前に富士山は歴史に残る大噴火を起こします。
この時流れ出した大量の溶岩流は周辺の木々を焼き払いながら冷えて固まり、溶岩の大地をつくり出しました。
水分も養分も少ない溶岩質の大地には、長い年月をかけて強い生命力をもつ針葉樹たちが、溶岩が通らなかった豊かな大地には広葉樹が根をはりました。
これが富士の樹海に針葉樹林と広葉樹林という異なる性質をもつ樹木が群生する理由です。



<針葉樹と広葉樹>

BRUNCHで取り扱っている材木はほとんどが広葉樹です。
ウォールナットやブラックチェリーなど様々ありますが、そのほとんどをアメリカからの輸入に頼っているのが現状。

それに対し、日本の人工林はほぼ100%と言っていいほど針葉樹林です。
天然林も含めるとほぼ半々といった感じですが、それでも針葉樹林のほうが多いのです。
私の中の針葉樹のイメージは『花粉に悩まされる』『木が柔らかいので家具には向かない』というようなマイナスなものばかりであまり好きではありませんでした。
もちろん建材などの活用法もありますが、使い道が少ないのです。


しかし今回この青木ヶ原樹海について知り、針葉樹の生命力に感銘を受けました。
針葉樹がいなければ、溶岩に焼き払われた大地に今のような美しい森が広がることはなく、
美しい富士のすそ野は荒廃とした大地であったかもしれません。


1200年とは日本の森の中では若いほうですが、今では苔むし神々しい雰囲気を放っています。
ぜひ皆さんも富士に行かれる際は、このすそ野の森を観察してみてください。
ハッキリと違いの分かる面白い発見があるかもしれません。





posted by BRUNCHスタッフ at 20:01| Comment(0) | 日記

2016年11月18日

カラーコーディネートの参考に少しだけ


こんにちは!
無垢材家具屋BRUNCHです。

あっという間に11月も折り返して、今年も残すところ42日。
すっかり冬めいてきました。
皆様、どうぞお身体にはお気をつけてお過ごしください。


さて、今週の「木と学ぶ」ですが、少しだけ「配色」についてお話したいと思います。
インテリアにおける配色はとても大事です。
だからこそ配色を迷われている方が多いのも当然ですね。

そんなお困りの方に、以前別のブログでご紹介しました「ドミナントカラー」はご覧いただけましたでしょうか。

自然の美しいと感じるほとんどのモノがブルーの波長が長い「ブルードミナントカラー」と、イエローの波長が長い「イエロードミナントカラー」で構成されています。
それは景色であったり、一本の花であったり、動物や人間さえもあてはまります。
例えば植物だと、花びらの色が黄色みの赤であれば葉や茎も黄色みを含んだ緑、青みの黄色であれば葉や茎は青みの緑なのです。
夕日が美しく感じるのは、その景色に統一された夕日の色が含まれているからです。
人間が「美しい」と感じる自然の造形物の配色のほとんどは「ブルー」または「イエロー」のグループで構成されています。

『カラーコーディネートに困ったらドミナントカラーを参考に』

BRUNCHでは無垢材家具を主体に取扱っております。
その素材に合ったカラーの傾向は当然ございます。

「ブルードミナントカラー」

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BRUNCHで取扱う無垢材だと、ホワイトオーク、ハードメイプル、ビーチ無垢材。
ブルーを含んだカラーコーディネートは爽やかさ、清々しさを感じさせます。




「イエロードミナントカラー」

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こちらは、ブラックウォールナット、ブラックチェリー無垢材。
イエローを含んだ配色は温かさや落ち着きを与えてくれます。


こちらの特徴を理解すると、お客様毎にお好みのカラーコーディネートが見えてくるかもしれません。
「ブルードミナントカラー」と「イエロードミナントカラー」を選ぶところから配色が始まります。
選んでいただく樹種選びにも繋がるでしょう。

この知識があれば大きな失敗は回避できると思います。
配色にお困りでしたら是非BRUNCHスタッフへご相談ください!

インテリアのカラーコディネートはファッションや女性の化粧にも通じるところがあると思います。
ブルーが好きな私は毎日ブルージーンズを履いています。そこから他の配色を選んでいくように、、、
結局のところコーディネートの基本はあるにしても人それぞれの感覚や習慣によって選ぶ配色は千差万別です。

言ってしまうと怒られてしまうかもしれませんが、最後は『好み』です。
もちろん、基礎は私たちがお手伝いいたします。
その上で、ある選択肢の中から客様の『好み』をお探しください。
それが一番のインテリアカーラーコーディネートになると思います。




さて、お時間が来てしまいましたので今週はここまで。
来週をお楽しみに!!!




posted by BRUNCHスタッフ at 17:19| Comment(0) | 日記